原子力と内部被爆と健康被害、そしてクリーンエネルギーを考える

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みなさん、こんにちは。
Pです。

今回は ブロガーのyukkieさんに原発など問題について寄稿いただきました。

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  東日本大震災から半年になろうとしていますが、いまだ問題は山積みです。
  諸問題について、なるべく簡潔に、ときに用語を引っ張りながら、述べていきたいと思います。
  各用語などはWikipediaにリンクされてますが、確実に正確な情報・知識をお求めの場合は、専門書籍などを参考にしてください。


§1.発電のしくみ

  電気でモーターが回ることは多くの人が知っています。
  その逆に モーターを回すことによって、電気(交流)が発生します(フレミングの左手の法則など参照)。一番わかりやすいのは自転車のライトでしょうか。<br />


  それが全てではありませんが、規模さえ違えど発電所もなにかの力でモーター(タービン)をまわしているのです。
  水力=水車、風力=風車、火力・原子力=加熱した蒸気
でタービンを回転させる

  何のことはなくて、原子力発電も 核分裂の熱で水を沸かしてタービンをまわしているだけなのです(軽水炉)
  イメージとしては、沸騰したヤカン口に風車をもっていく感じでしょうか。


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§2 なぜ原子力なのか?

  なぜ原子力がチョイスされるのか。それは資源や発生する熱量が主に関係しています。

水力 = 場所、水不足の影響
火力 = 原油価格、排煙など

  と従来の方式の欠点を補っていたことが大きかったと思います。
  が、それ以上に大きなリスクがあることは、原子力(科学)急進ブームによって、明確に示されることなく建造に至りました。


資源

  原子力発電に使う資源は、枯渇寸前の石油資源と違い、とても長持ちで出力も大きいもの放射性物質が利用されます。
  というか、それが問題になってしまうものともいえます(ウランやプルトニウムなど)


発生エネルギー

  原子力発電では核分裂のエネルギーを利用しますが、この反応はいわゆる古典力学や化学の範囲で起こるものではありません。
  つまり、反応の前と後では、違う物質(原子)が存在することになり、反応で失われた粒子の質量などはものすごいエネルギーを発します。アインシュタインの e= mc^2 という式がありますが、そういった非日常的な技術レベルで発電が行なわれていることになります。


  飛行機事故は大惨事になるが、電車や自動車事故に比べて、ずっと確率は低い。
  という話は聞いたことがある方も多いと思いますが、それに似ています。ただリスク:被害の大きさが許容範囲内にあるかどうかは、判断の難しいところです。


   結果として原子力が危険かどうかというと、私個人としては、ややオーバーテクノロジーの感が否めません。
①トラブル時の確実な対処法が熟成されていない(まさに今回)
②ほとんどの作業員が理論をわかっているとは思えない。
③ 国内から何人かの学者・技術者がいなくなったら誰も扱えない、再現できない


  それに何より、本当に安全であれば、送電ロスを承知でわざわざ都心から遠いところに発電所をつくるはずがありません。



§3 内部被爆と健康被害

用語

  日本は唯一の被爆国ということもあり「被爆」という言葉自体 被爆感があります。
  が、冷静に用語を理解しておくことは大切なことです。

放射能をもつ物質=放射性物質から 放射線が 放射される。

  当初はマスコミもかなり誤用していましたが最近は正しく使用されているようです。

ただ、被爆に関しては、
外部被爆:放射線を浴びること
内部被爆:放射性物質をとりこんでしまうこと → 結果的に放射線を浴びる
と若干違いがあるように思います。

内部被爆の影響

  マスコミでもよく取り上げられているのでほぼ周知かと思いますが、「DNA(RNA)情報の破損」によるガン細胞化があげられます。
  そのリスクは細胞分裂が盛んな子供(成人でも臓器によって)影響は深刻です。
  このあたりは一般的に、若い方がガンの進行が早い、と言われているのと同じです。
  国にはぜひ子供のガン検診に対して保証をつけるべきでしょう。
 

予防と対処

  内部被爆をしないためには、当然体内に入れないようにする必要があります。
  呼吸での取り込みでマスクをすることも大切ですが、一番はやはり食事になります。しかも水銀やカドミウムと同じように生体凝縮といって、食物連鎖の上方になるほど高濃度になるので注意が必要です。
  今の法制度、表記では非常に難しいですが、産地やエサに関するまでできるかぎり元がわかるものを選ぶ努力をすることは無駄ではありません(個人経営の八百屋や商店の方が 慎重なことが多いように感じます)
 
  もし内部被爆をしてしまった場合は、家庭でできることは、
代謝をよくして、早く対外へ排出することです。

  クリーンな水分や食べ物を充分に摂取して、適度な運動で代謝を向上させることで、排出のタイミングが早くなります。

「取り込まない・早く出す」が基本です。



§4 これからのエネルギー

STOPエネルギー浪費
  エネルギーの適度な消費量を考える時機になったのかもしれません。
  節電節電と適度にやるぶんには、仕事もプライベートもあまり支障が出ないことに、私たちは気がつき始めています。無理なく、支障なくの節電は 資源面でもコスト面でもスマートだと思います。


これからのエネルギー
  地熱・潮汐・潮流・河流での発電がいいのではないでしょうか。
  風力は条件を満たす場所や、太陽光は台風になどによる破損リスクを考えると、すぐには難しいような気がします。
  タービンへの付着物への対応など問題は山積するでしょうが、世界でも最大級の天体望遠鏡の鏡や、ハードディスクの精密ベアリング......そういった技術やモノの開発は日本は強かったはずです。

  そういったところに国費を投入し、その技術で世界に対してイニシアティブを取れるようになってほしいと思います。




 だいぶ端折った感はありますが、以上が私の所感です。


 最後に、YouTube を1つ紹介させていただきます。

 民間や有識者の中には、とても真剣に向かい合っている方も多いです。
 そんな企業や人々が十二分に行動できるように、国はしっかりやってほしいところです。イニシアティブがとれなくなったら、国政の存在意義がなくなってしまいますよ、と。  






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